慈雨～inori～

真ん中に桔梗の花が見えるね

この作品を見た人からそう言われたのですが、

言われてみればそう見える

桔梗の花言葉は《永遠の愛》

いつも、描き進めながら感じたキーワードを裏に書き留めるのですが、

この曼荼羅はたくさんのメッセージをくれました

 まず初めに感じたのは水

水からイメージするのは何色ですか？

わたしは白色を強く感じた

雪が解けるときに流れる水

季節が移り変わるときに流れる水

それはあたたかに緩やかに流れる

次に感じたのは呼吸

呼吸というのは、本来、吐き出せば吸おうとしなくても自然に入ってくるもの

自分と呼吸を合わせて大地や空、自然と呼吸を合わせる

地球や宇宙とも呼吸を合わせる

それが周りのひとと呼吸を合わせることに繋がっていく

あとは、 どんな世界でもwelcomeなのだということ

この世に生まれてくる時もようこそ

あの世に還っていく時もようこそ

どんな生まれ方でも どんな亡くなり方でもすべてはwelcome

大切な人が亡くなった時はとても辛い…

それでも…

あちらの世界では《ようこそ》と迎えられる

どちらの世界でもすべてのいのちは祝福されていて

この世にいるわたしたちは、生きるしかない

それぞれのいのちを一所懸命に使うしかない

そこから生まれるのが《いのり》

いのりの力を侮るなかれ

タイトル　　慈雨～inori～

制作　　　　2020.6.17

作品サイズ　70㎝

販売価格　　1,200,000円

額装　　　　多喜博子さん